毎日のヘアセットに欠かせないヘアアイロン。
でも、「髪がパサつく」「毛先が硬くなった気がする」…そんな経験はありませんか?
実はその原因、オイル選びにあるかもしれません。
「自然由来の植物オイルが良い」と思っている方も多いですが、
アイロン前に使うと逆に髪を傷めるリスクがあることも。
一方で、「ケミカル(シリコン)オイル」は熱に強く、髪を守る働きがあります。
この記事では、
髪質や使うシーンに合わせて「どんなオイルを選ぶべきか」を
スタイリストの視点から分かりやすく解説します。
植物性オイルの特徴
植物の種や果実などから抽出された、自然由来のヘアオイル。
ホホバオイル・アルガンオイル・椿油・オリーブオイルなどが代表的です。
🌿メリット
髪に自然なツヤと柔らかさを与える 頭皮や髪に栄養(ビタミン・脂肪酸など)を補給できる 香りがナチュラルでリラックス効果も
⚠️注意点
ただし植物性オイルは熱に弱いのが難点。
高温のヘアアイロンを使うと、オイルが酸化・焦げて
髪を硬くしたり、ダメージを進行させることがあります。
👉つまり、「自然派オイル=万能」ではなく、
アウトバスケアや夜の保湿ケアには最適でも、
アイロン前の使用には向かないことを覚えておきましょう。
ケミカル(シリコン)オイルの特徴
「ケミカルオイル」と聞くと抵抗がある方もいますが、
実際には美容のプロも多く使用している“髪を守るための人工オイル”です。
💎メリット
髪の表面をコーティングして熱ダメージを防ぐ アイロンやドライヤーの熱を均一に分散させる 使った直後からサラサラ感・まとまり感が出る 湿気や静電気を防ぎ、スタイルをキープ
💡代表成分
ジメチコン、シクロペンタシロキサンなどの“シリコン”が代表格。
これらは安全性が高く、熱保護に優れた成分です。
ヘアアイロン前の正しいオイル選び
ヘアアイロンを使うときは、
断然おすすめなのはケミカル(シリコン)系オイル。
🔥選び方のポイント
「ヒートプロテクト(熱保護)」の表記があるものを選ぶ 軽めの質感でベタつかないタイプが◎ 毛先中心に、少量をなじませてからアイロンを使用
もし自然派オイルを使いたい場合は、
アイロン後の仕上げやナイトケアに使用するのがベストです。
まとめ:目的で選べば“どっちも正解”!
植物性オイルとケミカルオイルは、
それぞれに役割と得意分野があるアイテムです。
🌿 植物性オイル:髪や頭皮に栄養を与え、乾燥・広がりを防ぐ 💎 ケミカル(シリコン)オイル:熱や摩擦から髪を守り、手触りをなめらかにする
つまり、どちらか一方を選ぶのではなく、
シーンに合わせて使い分けるのが“美髪の正解”。
✨ 朝のスタイリングやアイロン前には「ケミカルオイル」
🌙 夜のケアや乾燥対策には「植物性オイル」
この2つをうまく使い分ければ、
髪の内側からも外側からもダメージを防げて、
ツヤ・まとまり・しなやかさがアップします。
日々のケアの“ひと手間”が、
1ヶ月後・1年後の髪の美しさを大きく変えます。
今日から、自分の髪を守るオイル選びを見直してみましょう。
