自分に合うサロンシャンプーの選び方

ヘアケア

「サロンシャンプーが良いって聞くけど、種類が多くてどれを選べばいいかわからない…」

そん声を多くのお客様から耳にします。

実は、シャンプー選びでいちばん大切なのは“高級だから”でも“人気だから”でもなく、

「自分の髪と頭皮に合っているか」 ということ。

髪質や頭皮環境は人それぞれ異なり、年齢や季節、ライフスタイルによっても変化します。

合わないシャンプーを使い続けていると、乾燥・ベタつき・抜け毛などのトラブルの原因にも。

そこで今回は、プロのスタイリストの視点から、

「自分に合うサロンシャンプーの選び方」 をわかりやすく解説します。

最初のステップは、自分の髪を正しく知ることから始めましょう。

1. 髪質を知ることが第一歩

美しい髪を育てるためのシャンプー選びで、まず最初に欠かせないのが 「自分の髪質を正しく知ること」 です。

髪は一人ひとり違い、太さ・硬さ・水分量・クセの有無などによって、合う成分や仕上がりが大きく変わります。

細く柔らかい髪

特徴:ボリュームが出にくく、絡まりやすい。湿気でペタンとしやすい。

おすすめ:アミノ酸系などのやさしい洗浄成分で、ふんわり軽やかに仕上げるタイプ。

避けたいタイプ:しっとり系・オイル系シャンプー(重くなりやすい)

太く硬い髪

特徴:ゴワつき・広がり・まとまりにくさが気になる。

おすすめ:保湿力の高いシアバター・アルガンオイル配合のしっとりタイプ。

ポイント:内部補修成分(ケラチン・コラーゲン)もプラスされていると◎。

くせ毛・ダメージ毛

特徴:乾燥しやすく、うねりやパサつきが出やすい。

おすすめ:**補修・保湿成分(CMC・加水分解ケラチン・アミノ酸)**配合タイプ。

ポイント:ドライヤー前にアウトバストリートメントを併用すると、まとまりアップ。

エイジング毛

特徴:年齢とともに髪が細くなり、ツヤ・コシが減少。

おすすめ:ボリュームケア+頭皮ケアができるエイジング用シャンプー。

ポイント:頭皮マッサージと併用して血行を促すのが効果的。

髪質は年齢・季節・生活習慣によって変化します。

「昔と同じシャンプーなのに、最近まとまりにくい」「根元がペタンとする」などの変化を感じたら、

それは髪質が変わり始めたサインです。

まずは自分の髪の特徴を把握し、それに合ったケアを選ぶことが、

理想の髪質へ近づく第一歩になります。

2. 頭皮タイプに合った洗浄力を選ぶ

シャンプー選びで重要なのが、「自分の頭皮タイプに合った洗浄力」を見極めることです。

実は、頭皮は“肌”と同じで、乾燥肌・脂性肌・敏感肌などのタイプがあります。

この違いを無視してシャンプーを選ぶと、かえって頭皮環境を悪化させてしまうことも。

たとえば――

乾燥タイプの頭皮:しっとり系やアミノ酸系のマイルドな洗浄成分を選びましょう。  → 余分な皮脂を取りすぎず、潤いを保ちながらやさしく洗えます。 脂性タイプの頭皮:ベタつきやニオイが気になる人は、やや洗浄力の高いタイプを。  → ミネラルクレイやメントール配合など、すっきり感のある成分もおすすめ。 敏感タイプの頭皮:刺激の少ない、無添加・低刺激処方のものを。  → 香料やアルコールが少ないタイプを選ぶのがポイントです。

サロンシャンプーは、市販品に比べて「洗浄力のバランス」が繊細に設計されているため、

タイプに合わせて選ぶことで、洗いすぎず・残さず・整える理想的なケアが可能になります。

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