ヘアスタイルを整えるうえで欠かせない“ヘアワックス”。
でも、「つけたまま寝てしまった…」「面倒でそのままベッドに入ってしまう」という男性も多いのでは?
実はこの“ワックスをつけたまま寝る習慣”、
頭皮トラブル・髪のダメージ・枕の雑菌増加につながる、非常に危険な行為なんです。
本記事では、
・ワックスをつけたまま寝ると何が起こるのか
・やってしまったときの対処法
・正しい落とし方
・ワックスに関するQ&A
まで、プロ目線でわかりやすく解説します。
ヘアワックスをつけたまま寝ると危険な理由
毛穴の詰まり・炎症を引き起こす
ワックスは油分・ポリマーが多く、非常に落ちにくい性質があります。
そのまま寝ると、頭皮の毛穴に入り込み 皮脂+汚れ+ワックスの“毛穴詰まり” を作ります。
▶ 結果:フケ・赤み・かゆみ・にきび・抜け毛の原因に。
特に男性は皮脂量が多いため悪化しやすいです。
枕が雑菌だらけになりやすい
ワックスをつけた髪は、ほこりや花粉を吸着しやすく、
そのまま寝ると枕カバーへ汚れが広がります。
▶ 雑菌繁殖 → 顔のニキビ・背中ニキビの原因にも。
髪がダメージを受けやすくなる
ワックスには「セット力」を出すために固める成分が入っています。
寝返りの摩擦で毛先が折れ、枝毛・切れ毛の原因になります。
特にショート男子は固めやすい分、ダメージが出やすい傾向。
皮脂バランスが崩れ、臭いの原因にも
ワックスと汗・皮脂が混ざると 酸化臭 が発生しやすくなります。
頭皮がベタつく・ニオイが強くなるなど、慢性的なトラブルにも。
ワックスをつけたまま寝てしまった時の対処法
朝必ず“予洗い+洗浄”する
ワックスは水だけでは落ちません。
まずはシャワーでぬるま湯(38℃前後)を1分以上かけ、油分を浮かせます。
その後、シャンプーでしっかり洗う
ワックスは皮脂に近い油分成分なので、
一般的なシャンプーでは落ちにくい場合もあります。
理想は
✔ スカルプ系(皮脂・スタイリング剤を落とす用)
✔ 二度洗い(軽め+本洗い)
どうしても落ちにくい場合は“乳化”を使う
乳化とは、手に少し水を足してシャンプーを泡立て、
ワックスを溶かすようにもみ込む方法。
油分 → 水で溶けやすい状態に変化し、落ちやすくなります。
頭皮が荒れていたら、保湿ローションでリセット
・赤み
・かゆみ
・ヒリつき
がある場合は、頭皮用の保湿ローションや育毛ローションで落ち着かせましょう。
プロが教える!ワックスの正しい落とし方
予洗い(1分)で油を浮かせる
シャンプーを馴染ませる(無理に擦らない)
乳化(手に水を足して馴染ませる)
しっかりすすぐ(2分以上)
コンディショナーは頭皮につけない
特にすすぎ不足は毛穴詰まりの原因No.1なので注意。
ワックスに関するQ&A
ワックスは毎日使ってもいい?
→ OK。ただし、しっかり落とすことが前提。
頭皮に残り続けるのが最も危険。
どれくらいの量をつければいい?
→ ショートで指先に1〜2粒(約1g)ほど。
つけすぎると、重さでスタイルが崩れる&落としにくくなります。
寝る前に使えるワックスってある?
→ 基本的にNG。
バーム系・オイル系も、寝返りで摩擦ダメージを生むためおすすめしません。
ハードワックスが落ちにくい。対処法は?
→
・予洗いを長め(2分)にする
・乳化を丁寧に
・スカルプシャンプーを使う
これでほぼ落ちます。
ワックスの正しいつけ方は?
→
手のひらでよく伸ばす
後頭部 → サイド → トップの順に
必要な部分だけ追加
ムラなくつけることで、戻りジリ&ベタつきを防げます。
まとめ
✔ ワックスをつけたまま寝るのは、
頭皮・髪・肌(枕経由)のすべてに悪影響。
✔ つけっぱなしで寝てしまったら、
翌朝 予洗い → シャンプー → 乳化 → しっかり洗浄 を。
✔ ワックスは毎日使ってOKだが、
落とし方が重要。
ヘアワックスの習慣を見直すだけで、
見た目の印象も、将来の髪のボリュームも大きく変わります。
✨ アトリエワークスからのひと言
スタイリングの仕上がりを左右するヘアワックスは、毎日の身だしなみに欠かせないアイテムです。
ただ、つけたまま寝てしまう習慣は、頭皮の毛穴詰まり・炎症・髪のダメージにつながる“隠れた危険” でもあります。
アトリエワークスでは、カッコよくセットすることと同じくらい、
“その日のうちにきちんと落とすこと”を大切にしてほしいと考えています。
正しいケアを知っているだけで、髪のハリ・コシ、将来のボリューム感、スタイリングのしやすさまで大きく変わります。
忙しくても、疲れていても、
「ワックスは必ず落として寝る」
このひと手間が、5年後・10年後の髪を守ります。
アトリエワークスは、これからも“今日のカッコよさ”だけでなく、
“未来のあなたの髪”まで支える情報を発信していきます。
