冬の静電気はなぜ起こる?髪のパサつきも防ぐ、今日からできるプロの対策

ヘアケア

冬になると、指先が“パチッ”と痛んだり、髪が広がってまとまらなくなったり…。

多くの人が悩まされる 静電気トラブル は、実は乾燥だけでなく、

髪質・肌の状態・衣類の素材・日常習慣 が複雑に関わって発生しています。

特に髪は、静電気の影響を大きく受けやすいパーツ。

キューティクルが浮きやすくなり、

パサつき・広がり・絡まり・ダメージの加速 につながりやすい季節です。

でもご安心ください。

静電気は “なぜ起きるのか” を知り、

“髪・肌・衣類に合った対策” を選べば、今日からしっかり防ぐことができます。

この記事では、

冬に静電気が起こる仕組み と

髪のパサつきを抑えるために必要なプロのケア方法 を

わかりやすく解説していきます。

冬に静電気が起こりやすい理由

湿度の低下で電気が逃げない

冬は湿度が20〜30%まで下がり、空気がとても乾燥しています。

湿度が低いと、空気中に水分(電気を逃がす道)がないため、体に帯電しやすくなります。

衣類の素材による摩擦

ニット・フリース・ダウンなど、冬に多く着る素材は“摩擦が大きい”ため帯電しやすく、

特に

マフラー

コートの裏地

セーター

ニット帽

これらは静電気を生みやすい組み合わせです。

髪や肌の乾燥による帯電

髪や肌が乾燥すると、表面の水分・油分が不足し、

外部からの摩擦刺激をそのまま受けてしまいます。

その結果、より多くの静電気が発生。

生活習慣の影響

暖房での乾燥

熱い風呂で皮脂が落ちる

加湿不足

保湿の量が夏と同じ

これらが組み合わさり、冬は静電気に悩まされやすい季節になります。

髪のパサつき・広がりも静電気が原因?

キューティクルが開きやすくなる

乾燥と摩擦で浮き上がったキューティクルに静電気が加わると、

髪同士が反発して広がりやすくなります。

枝毛・切れ毛のリスクが増加

静電気でダメージが蓄積し、

パサつき → 絡まり → 摩擦 → 枝毛

という悪循環に。

冬特有の“乾燥 × 摩擦 × 静電気”の悪循環

髪が乾燥する

→ 摩擦が増える

→ 静電気が起こる

→ さらにキューティクルが開く

→ パサつき加速

これが冬に髪が扱いづらくなる最大の理由です。

今日からできる静電気の簡単対策

髪の対策

洗い流さないトリートメントで油分を補う

植物性 or 静電気防止ブラシを使う

ドライヤーは“乾かしすぎない”

帽子をかぶるときは髪を完全に乾かしてから

肌の対策

冬は保湿剤の量を“1.3〜1.5倍”に増やす

入浴は38〜40℃で10〜15分

脱衣所や寝室の加湿を徹底(40〜60%)

衣類の対策

ウール×化繊など帯電しやすい素材の組み合わせに注意

柔軟剤・静電気防止スプレーを活用

マフラーや帽子は素材を選ぶ(綿・アクリルなど摩擦少なめ)

美容のプロが実践している“冬の静電気予防術”

オイル系アウトバストリートメントを毛先中心につける

ブラッシングは“乾燥前・乾燥後”の2回

部屋の湿度を常に40〜60%に保つ

冬だけは“髪に油分を足す”習慣をつくる(乾燥しやすい季節だから)

まとめ

冬の静電気は、乾燥・摩擦・素材の組み合わせ・髪や肌のコンディションなど、

さまざまな要因が積み重なって起こります。

しかし、保湿を増やす・素材を選ぶ・湿度を整えるなど、

シンプルな工夫で改善できるのも静電気の特徴です。

髪のパサつき・広がりが気になる方こそ、

“静電気ケア=髪のダメージ予防” につながるので、冬ほど意識して取り入れてみてください。

アトリエワークスからのひと言

冬の静電気は、髪や肌のコンディションが素直に現れます。

特に髪は乾燥が進むとスタイルが決まりにくくなり、ダメージも加速しがち。

アトリエワークスでは、髪質に合った冬のケア方法や静電気防止アイテムもご提案しています。

気になる方は気軽にご相談ください。

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