「スタイリストが解説!髪質別シャンプーの選び方」

ヘアケア

髪の悩みに合わせて“自分に合う一本”を見つけよう

毎日何気なく使っているシャンプー。
でも、「髪がパサつく」「まとまりが悪い」「ベタつきが気になる」など、思うような仕上がりにならないことはありませんか?
実はその原因、シャンプーが自分の髪質や頭皮タイプに合っていないせいかもしれません。

髪や頭皮の状態は人によって大きく異なり、季節や年齢、生活習慣によっても変化します。
正しいシャンプー選びをすることで、毎日のヘアケアがぐっと楽になり、髪本来のツヤやハリを取り戻すことができます。

今回はスタイリストの視点から、髪質別のシャンプーの選び方とケアのコツをわかりやすく解説します。
あなたの髪にぴったりの1本を、今日から見つけていきましょう。

髪質別シャンプーの選び方とケアのコツ

1. 乾燥・パサつきが気になる髪

原因:紫外線・ドライヤーの熱・カラーやパーマの繰り返しなどによる水分・油分の不足。
選び方

保湿成分(ヒアルロン酸・セラミド・ホホバオイルなど)配合のものを選びましょう。

アミノ酸系洗浄成分が入ったマイルドなシャンプーがおすすめ。
ケアのポイント

髪を濡らす前にしっかりブラッシングして汚れを落とす。

ドライヤー前にオイルやミルクタイプの保湿剤を使用すると◎。

2. 細くてハリ・コシがない髪

原因:加齢や栄養不足、血行不良による毛根の弱り。
選び方

ボリュームアップ成分(ケラチン・コラーゲン・パンテノールなど)が入ったタイプ。

ノンシリコンや軽い洗い上がりのものを選ぶと、根元がふんわり。
ケアのポイント

頭皮マッサージで血流促進を意識。

タンパク質を含む食事(卵・大豆・魚)をしっかり摂ることも大切です。

3. ダメージ・カラー毛

原因:薬剤や熱によるキューティクルの損傷。
選び方

補修成分(加水分解ケラチン・アミノ酸・CMCなど)配合。

カラーの色持ちを守る「カラーダメージケア用」を選びましょう。
ケアのポイント

シャンプー時は摩擦を減らし、泡で包み込むように洗う。

週1〜2回の集中トリートメントで内部補修を。

4. 脂性・ベタつきやすい髪

原因:皮脂の過剰分泌、ストレスや生活習慣の乱れ。
選び方

さっぱりタイプでも「洗浄力が強すぎない」ものを選ぶのがポイント。

スカルプケア系(メントール・炭・クレイなど)もおすすめ。
ケアのポイント

頭皮を爪を立てずに指の腹で丁寧に洗う。

シャンプー後のすすぎはしっかり!泡が残るとフケやかゆみの原因に。

5. 敏感肌・フケが出やすい頭皮

原因:乾燥や刺激によるバリア機能の低下。
選び方

無添加・低刺激処方(アルコールフリー、着色料フリーなど)のもの。

アミノ酸系やベタイン系シャンプーが理想的。
ケアのポイント

洗いすぎず、1日1回を目安に。

ぬるま湯(約38℃)で優しく洗うのがベストです。

まとめ

髪や頭皮は“肌の一部”。
その日の体調・季節・年齢によっても変化します。
「なんとなく」で選ぶのではなく、自分の髪質と生活習慣に合ったシャンプーを選ぶことが、美しい髪を育てる第一歩です。
スタイリストの私たちは、日々お客様の髪と頭皮を見ているからこそ、あなたの“今”に合うケアを一緒に見つけるお手伝いができます。

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