「毎日シャンプーしているのに、夕方になると頭皮がベタつく」
「ちゃんと洗っているはずなのに、ニオイやかゆみが気になる」
そんな頭皮の悩みを抱えている方は、実は少なくありません。
そして多くの方が、頭皮の皮脂を“落とすこと”に意識を向けすぎている傾向があります。
頭皮の皮脂は、汚れでも不要なものでもなく、
本来は頭皮と髪を守るために必要な存在です。
しかし、皮脂の量や質のバランスが崩れることで、
ベタつき・ニオイ・かゆみといったトラブルが起こってしまいます。
この記事では、
頭皮の皮脂の本当の役割 ベタつきやニオイが起こる原因 今日からできる正しい頭皮ケア方法
を、ヘッドスパ・理美容の視点からわかりやすく解説します。
「しっかり洗っているのに改善しない…」と感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
頭皮の皮脂とは?本来の役割を知ろう
頭皮の皮脂は、皮脂腺から分泌される天然の保護成分です。
主な役割は以下の通りです。
頭皮の乾燥を防ぐ 外部刺激や雑菌から守る 髪にツヤとしなやかさを与える
つまり、皮脂は頭皮環境を守るために欠かせない存在。
皮脂がゼロの状態は、決して健康とは言えません。
皮脂が多くなりすぎると起こるトラブル
皮脂が過剰になると、次のような悩みが出やすくなります。
頭皮のベタつき
ニオイ
かゆみ
脂性フケ
毛穴詰まりによる抜け毛リスク
特に年齢を重ねると、皮脂は酸化しやすくなりニオイの原因になりやすいため、
「若い頃と同じケアなのに合わなくなった」と感じる方も多くなります。
実は多い「皮脂を取りすぎている」ケース
頭皮トラブルがある方ほど、
✔ 洗浄力の強いシャンプー
✔ ゴシゴシ洗い
✔ 1日2回以上のシャンプー
をしていることが少なくありません。
皮脂を過剰に取り除くと、頭皮は
「守らなきゃ」と判断して、さらに皮脂を分泌します。
これが、ベタつきが改善しない悪循環です。
頭皮の皮脂が増える主な原因
洗いすぎ・強すぎる洗浄
必要な皮脂まで落とすことで、皮脂分泌が活発になります。
ストレス・睡眠不足
自律神経の乱れは、皮脂分泌に大きく影響します。
食生活の乱れ
脂質・糖質の多い食事やアルコールの摂りすぎは、皮脂の質を悪化させます。
蒸れ・通気性の悪さ
帽子やヘルメットの長時間使用も、頭皮環境を悪化させます。
今日からできる正しい頭皮皮脂ケア
① シャンプーは「優しく・適度に」
アミノ酸系シャンプーを選ぶ 指の腹でマッサージするように洗う
洗う回数は基本1日1回で十分です。
② 予洗いをしっかり行う
シャンプー前に38℃前後のお湯で1〜2分流すだけで、
皮脂汚れの多くは落とせます。
③ 頭皮マッサージ・ヘッドスパを取り入れる
血行を促進し、
毛穴に詰まった皮脂をやさしく排出するサポートになります。
また、リラックス効果により自律神経が整い、
皮脂分泌のバランス改善にもつながります。
皮脂は「なくすもの」ではなく「整えるもの」
皮脂トラブルは、
皮脂そのものが悪いのではなく、バランスが崩れていることが原因です。
落としすぎず、溜め込みすぎず、
頭皮が本来持っている力を引き出すケアが大切です。
まとめ
頭皮の皮脂は必要不可欠な存在
ベタつき・ニオイ・かゆみは皮脂バランスの乱れが原因
洗いすぎは逆効果
正しい洗い方と血行促進ケアが重要
頭皮環境が整うことで、
髪の立ち上がり・ツヤ・将来の髪の健康にもつながります。
アトリエワークスから一言
頭皮の皮脂は、無理に落とすものではなく、
正しく整えてあげることで頭皮も髪も本来の状態に戻っていきます。
アトリエワークスでは、
その日の頭皮状態や皮脂バランスを見極めながら、
負担をかけずに整えるヘッドスパを大切にしています。
「洗っているのに改善しない」
「年齢とともに頭皮の変化を感じる」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。

